Googleが発表したAIマーケティングツール「Pomelli」を日本で使うには、VPNが必要です。VPNサービスを使ってアメリカのサーバーに接続すれば、誰でも簡単に日本から「Pomelli」を使えるようになります。
- ExpressVPNなどのVPNアプリをダウンロードする
- アメリカのVPNサーバーに接続する
- Pomelliを利用する
Pomelliは、現在のところアメリカ限定で利用可能なので、日本からアクセスできません。
実際に、日本からPomelliにログインしようとすると、「Pomelli is not yet available: Pomelli by Google Labs is currently not available in your region.（Pomelli by Google Labsはお住いの地域では利用できません）」と表示されます。
この記事では、「日本からでもPomelliを使う方法を知りたい」という方に向けて、詳細の手順を解説していきます。
VPNサービスへの登録からPomelliの利用まで、約10分で完了します。
Pomelliとは？
Pomelli（ポメリ）は、Googleが開発中の実験的な最先端技術やプロダクトをいち早く公開するプラットフォーム「Google Labs」から登場した、次世代のAIマーケティングツールです。
最大の特徴は、プロのデザイナーやコピーライターが数日かけて行っていた作業を、専門的なスキルや知識が全くない人でも、わずか数分で完結できてしまう点にあります。
これまでの画像生成AIツールの多くは、ユーザーが詳細なプロンプト（指示文）を入力して一枚の絵を作るものでした。
しかし、Pomelliは「企業のマーケティング素材の生成」に特化して設計されています。単に美しい画像を生成するだけではありません。
InstagramやX（旧Twitter）などのSNS投稿用画像、Webサイトのバナー広告、メールマガジンのヘッダー画像など、ビジネスの現場で即戦力となる多様なフォーマットに合わせて、レイアウトからキャッチコピーのライティングまでをAIが一括で行ってくれるのです。
- 自社サイトのURLを入力するだけで、AIがブランド分析をする
- 目的に合わせた画像デザインと、心に響くキャッチコピーをAIが自動で提案する
- SNS、Web広告、印刷用など、メディアに合わせた最適なサイズで出力する
Pomelliが他のツールと一線を画す決定的な理由、それがBusiness DNA（ビジネスDNA）と呼ばれる独自の高度な分析システムです。これは、ユーザーが入力した企業のWebサイトURLをAIが詳細にクロール（読み込み）し、その企業の「ブランドらしさ」や「アイデンティティ」を数値化・構造化してデータベース化する技術です。
具体的には、Webサイト内で使用されているカラーパレット（メインカラーやアクセントカラー）やフォント（書体の特徴）といった視覚的な要素だけでなく、サイト内の文章から「トーン＆マナー（語り口や雰囲気）」までも自動で抽出し、学習します。
たとえば、IT企業なら「先進的で論理的な表現」、カフェなら「親しみやすく温かみのある表現」といった具合に、AIがその企業になりきって考え始めます。
その結果、AIが生成するクリエイティブは、単に綺麗なだけでなく、企業の既存のブランドイメージから乖離することがありません。
驚くほど「オンブランド（ブランドイメージ通り）」で、統一感のある素材が一瞬で仕上がるのです。
このように、ビジネスを加速させる非常に魅力的なツールですが、残念ながら現時点では日本国内での公式提供は開始されていません。
Google Labsの公式サイトおよび関連情報を確認すると、現在は以下の英語圏の地域に限定してベータ版（試験運用版）が公開されています。
| 公式提供地域 | アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド |
|---|---|
| 対応言語 | 現在は英語インターフェースのみ ※日本語サイトの分析や、プロンプト入力での日本語対応は一部可能 |
| 利用料金 | 完全無料（実験段階のベータ版期間中に限る） |
そのため、日本の一般的なインターネット回線（日本のIPアドレス）から普通にアクセスしても、Googleのサーバーがアクセス元を検知し、「Pomelli by Google Labsはお住いの地域では利用できません」といったメッセージが表示されます。
VPNだと日本からPomelliを使える理由
VPNを使うと、日本からPomelliが使える理由は、IPアドレスを変えてアメリカに居るように装えるからです。
Pomelliは、アクセスしてきた人のIPアドレスを確認し、IPアドレスが対象国以外の場合、アクセスできないようにしています。
しかし、VPNを使えばVPNサーバーのある国のIPアドレスに変えられるので、Pomelliにアクセスできるのです。
たとえば、日本からアメリカにあるVPNサーバーを経由すると、アクセスの経路は以下のようになります。
日本 ⇒ アメリカのVPNサーバー ⇒ Pomelli
Pomelliから見ると、アクセス元はVPNサーバーのあるアメリカとしか認識できないので、そのまま閲覧できるようになるのです。
もっと詳しく：VPNとは？【できることは？】
VPNを使って日本からPomelliを使う方法
日本からPomelliを使う手順は、以下のとおりです。
- ExpressVPNなどのVPNアプリをダウンロードする
- アメリカのVPNサーバーに接続する
- Pomelliを利用する
STEP1：VPNアプリをダウンロードする
ExpressVPNの公式ページに入ります。
その後、料金プラン・支払い方法・決済情報などを入力し、画面の指示にしたがってアプリをダウンロードします。【登録は10分以内に完了します】
申込みプロセスや使い方の詳細は、「ExpressVPNの申込方法・使い方の詳細手順」をご覧ください。
STEP2：アメリカのVPNサーバーに接続する
ExpressVPNのアプリを開いてログインします。
検索窓に「アメリカ」と入力後、「アメリカ」を選択して「接続」をクリックすれば、すぐに接続できます。
STEP3：Pomelliを利用する
VPNサーバーに接続できたら、Pomelliのサイトにアクセスします。
アクセスしたら「Let’s get started」を押します。
VPNに接続すると、以下のようにPomelliの操作画面に遷移します。
ここで、サイトのURLを入力すると分析が始まります。
以下、一例です。
Pomelliを使うのにおすすめのVPN
Pomelliを使うのにおすすめのVPNは、以下3つです。
ExpressVPN：高速通信でアプリの操作性に優れた世界最大手のVPN
| 本社 | 英領バージン諸島 |
|---|---|
| 公式サイト | https://www.expressvpn.com/ |
| 料金 | 1ヶ月プラン：1,425円/月 1年プラン：734円/月 2年プラン：549円/月 ※当サイト経由の登録で+4ヶ月無料プレゼント |
| 無料お試し・返金保証期間 | 30日間 |
| サーバー台数 | 3,000台 |
| サーバー設置国 | 105カ国 |
| 日本語対応 | アプリやサポートは日本語、規約は英語 |
| 同時接続台数 | 12台 |
ExpressVPNは世界最大手の老舗で、有料登録者数が全世界で400万人を超えるVPNプロバイダです。
通信速度の速さや安定性に優れたVPNで、当サイトの検証でも常にトップクラスの通信速度を誇っています。
またアプリの起動から接続まで30秒～60秒ほどかかるVPNが一般的な中、ExpressVPNはわずか10秒ほどで起動から接続までを完了できるので、毎日の利用でもストレスがありません。
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- アプリの動作が早くて使いやすい
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- ビットコインでの支払いに対応している
- 中国からでも利用できる
- 価格が他のサービスに比べるとやや高い
- 速度と安定性を重視したい人
- 口コミや実績を重視してVPNを選びたい人
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NordVPN：価格・使い勝手のバランスがとれた大手VPN
| 本社 | パナマ |
|---|---|
| 公式サイト | https://nordvpn.com/ |
| 価格 | 1ヶ月プラン：1,429円/月 1年プラン：549円/月 2年プラン：373円/月 |
| 無料お試し・返金保証期間 | 30日間 |
| サーバー台数 | 7,000台 |
| サーバー設置国 | 118カ国 |
| 日本語対応 | アプリやサポートは日本語、規約は英語 |
| 同時接続台数 | 10台 |
NordVPNは、新規利用者が世界NO.1の大手VPNです。
価格と使い勝手のバランスに優れていて、通信速度の点でも十分に満足できるレベルのVPNです。
- 新規利用人数がNO.1の世界最大手
- 使えるサーバー数が多い
- 価格が安い
- ノーログポリシーを採用している
- 専用アプリが使いやすい
- 暗号通貨での支払いに対応している
- 短期間の利用だと割高になる
- 中国からの利用だと不安定になる
- 長期プランで価格を少しでもお得にしたい人
- 新規の利用実績を重視したい人
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Surfshark：安価に利用できる新興VPN
| 本社 | オランダ |
|---|---|
| 公式サイト | https://surfshark.com/ |
| 価格 | 1ヶ月プラン：1,700円/月 1年プラン：351円/月 2年プラン：241円/月 |
| 無料お試し・返金保証期間 | 30日間 |
| サーバー台数 | 3,200台 |
| サーバー設置国 | 100カ国 |
| 日本語対応 | アプリやサポートなど日本語に対応 |
| 同時接続台数 | 無制限 |
SurfsharkVPNは、大手に比べて利用実績は劣るものの、価格、サービス、接続速度の面で世界的に評価が上昇しているVPNです。
同時接続台数は無制限なので、複数人での1アカウントを利用する場合にも向いています。
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- 接続台数の制限がない（家族での利用に適している）
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- 通信速度が大手と比べても遜色ない
- ノーログポリシーを採用している
- 暗号通貨での支払いに対応している
- 地域制限への対応が不十分なときがある
- 知名度・サービス実績が少ない
- VPNを安価に利用したい人
- 接続台数を気にせずに利用したい人
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FAQ：よくある質問
Pomelliを利用するときに、よくある質問です。
Pomelliは無料で利用できますか？
現在のところPomelliはGoogle Labsの実験的なプロジェクトとして公開されているため、ツール自体の利用料金はかからず、完全無料で全機能を利用可能です。
ただし、Google Labsのツールは、一定期間のテストを経て正式版（有料版）としてGoogle Workspaceなどに統合されるケースも少なくありません。
将来的に有料化される可能性も十分にありますので、無料で自由に試せる今のベータ版期間中に、その機能を体験しておくことをおすすめします。
日本からPomelliを利用するのは違法になりませんか？
VPNの利用に違法性はありません。
VPNによってIPアドレスを変えることは、合法的な行為だからです。
ただし、ごく一部の国では違法とされているので注意しましょう。
もっと詳しく：VPNは違法か？合法か？【VPNを規制している国】
Pomelliで生成した画像の商用利用は可能ですか？
基本的には商用利用も可能とされていますが、注意が必要です。
Pomelliはあくまで「実験段階（ベータ版）」のツールであり、生成されたコンテンツの著作権や利用規約（Terms of Service）は、正式版のツールとは異なる場合があります。
英語が苦手でもPomelliは使えますか？
はい、問題なく利用できます。
現在、Pomelliの操作画面（インターフェース）は英語のみとなっていますが、操作自体は非常にシンプルで直感的です。
「URLを入力してボタンを押す」「生成された画像から好きなものを選ぶ」といった操作が中心なので、高度な英語力は必要ありません。
また、AIへの指示（プロンプト）を追加で入力する場合、日本語で入力してもAIがある程度文脈を理解してくれるケースがありますが、精度を最大化したい場合は英語での入力がおすすめです。
ただし、その場合もDeepLやGoogle翻訳、あるいはChatGPTなどのツールを活用して、「もっと明るい色にして」→「Make it brighter」のように翻訳したテキストを貼り付ければ、英語がまったくできなくても指示は可能です。
まとめ
まとめると、日本からPomelliを使う方法は、以下のとおりです。
- VPNアプリをダウンロードする
- アメリカのVPNサーバーに接続する
- Pomelliを利用する
おすすめのVPNは、以下3つです。