よくある質問

VPN（Virtual Private Network）とは、インターネット上に仮想的な専用トンネルを作り、安全に通信を行うための技術です。主な役割として、①通信内容を暗号化して第三者による盗み見を防ぐ「セキュリティ対策」、②IPアドレスというネット上の住所を変更して「プライバシー保護」や「地域制限の解除」などがあります。 詳しくはVPNの利用場面のページもご覧ください。

VPNが必要となる場面は主に3つあります。

• セキュリティ強化：公共のフリーWi-Fiなどを安全に利用できます。
• 地域制限の回避：海外からTVerや日本版Huluを見たり、日本から海外版NetflixやBBC iPlayerなどを楽しめます。
• お得な利用：航空券を安くしたり、YouTube Premiumなどのサブスクリプションを物価の安い国の価格で購入できることがあります。

セキュリティやプライバシーの観点から、無料VPNの利用は推奨できません。無料VPNには、通信ログを保存・販売されるリスク、個人情報漏洩のリスク、通信速度が遅い、広告が表示される、TVerなどの動画サービスを視聴できない、といった多くのデメリットが存在します。安心して利用するためには、信頼できる有料VPNの利用をおすすめします。 詳しくはVPNの選び方で解説しています。

用途によりますが、公共のWi-Fiを利用する際や、プライバシーを確保したい作業を行う際には、常時接続を強く推奨します。自宅のWi-Fiなど信頼できるネットワーク環境で、速度を優先したい場合にはオフにしても問題ありません。ただし、VPNをオフにするとIPアドレスが公開され、通信の暗号化も行われなくなります。 詳しくは「VPNをオフにするとどうなる？」をご覧ください。

はい、VPNを経由することで通信の経路が複雑になるため、通信速度は低下する可能性があります。ただし、その影響の大きさは利用するVPNの品質や接続環境によって大きく異なり、高品質なVPNサービスを選べば、体感できないほど軽微な場合も多いです。

速度が低下する主な理由：

• 暗号化の処理: 通信内容を暗号化・復号する際に、わずかな処理時間がかかります。
• サーバーまでの物理的距離: データがVPNサーバーを経由するため、通信の移動距離が長くなります。特に海外の遠い国のサーバーに接続すると、遅延が大きくなる傾向があります。
• サーバーの混雑: 利用しているVPNサーバーに多くのユーザーが同時に接続していると、回線が混雑して速度が低下することがあります。

速度低下を最小限に抑えるには：

1. 高速な有料VPNを選ぶ: ExpressVPNやNordVPNといった大手プロバイダは、速度低下を最小限に抑えるための高速サーバーや最新技術（例: WireGuardプロトコル）に多額の投資をしています。
2. 物理的に近いサーバーを選ぶ: 日本のサービスを利用するなら日本のサーバー、といったように、目的に応じて可能な限り物理的に近いサーバーを選ぶと速度が安定します。
3. サーバーを変更してみる: もし速度が遅いと感じたら、同じ国内の別の都市のサーバーに接続し直すだけで改善することがよくあります。

日常的なウェブサイトの閲覧やHD画質の動画視聴であれば、優れたVPNサービスを利用している限り、速度低下を不便に感じることはほとんどないでしょう。VPN選びで通信速度を重視する方は「VPNの選び方・使い方」のページもぜひ参考にしてください。

目的によって優先順位は変わりますが、主に以下の5つのポイントを比較検討することが重要です。

1. 利用目的：「海外から日本の動画を見たい」「セキュリティを強化したい」など、目的に合ったサーバー設置国や機能があるか。
2. 通信速度：動画視聴やオンラインゲームが目的なら、速度は非常に重要です。
3. サーバーの数と国：接続したい国のサーバーが豊富にあるかを確認しましょう。
4. セキュリティ：個人情報を守るため、ログを保存しない「ノーログポリシー」を掲げているかは必ず確認すべきです。
5. 料金と使いやすさ：料金プランと、アプリが日本語に対応しているかなどの使いやすさも考慮しましょう。

より詳しい比較は「VPNの選び方・使い方」のページで解説しています。

はい、視聴可能です。多くの日本の動画サービスは海外からのアクセスを制限していますが、VPNを使って日本のサーバーに接続することで、IPアドレスが日本国内のものに変わります。これにより、海外にいながら日本国内とほぼ同じ条件でTVer、ABEMA、U-NEXTなどのサービスを利用できます。

はい、可能です。Netflixは国によって配信コンテンツが異なります。たとえば、ジブリ作品
はイギリスなどのVPNサーバーに接続することで視聴できます。同様に、日本からアメリカ版Netflixに接続すれば、日本では未配信の映画やドラマを楽しむことができます。

多くのサービスが利用可能です。一部のマッチングアプリなどは、不正利用防止のために海外からのアクセスを制限している場合があります。VPNで日本のサーバーに接続し、IPアドレスを日本にすることで、これらのサービスにログインしたり、利用したりできることが多くあります。

はい、VPNを使用することで、海外からでもメルカリにアクセス可能です。ただし、メルカリ側の規制やVPNプロバイダの対応状況により、接続できない場合もあります。複数のVPNサービスを併用することをおすすめします。

はい、VPNを使用することで、海外からでもTVerなどの日本の動画配信サービスを視聴可能です。日本のVPNサーバーに接続することで、日本国内限定のコンテンツにアクセスできます。

はい、可能です。VPNで韓国のサーバーに接続することで、KBSやMBC、SBSといったテレビ局の公式サイトや、TVING、Wavveなどの動画プラットフォームにアクセスし、リアルタイムで番組を視聴できます。

いくつかの原因が考えられます。

1. VPNサーバーがブロックされている：動画配信サービス側が、そのVPNサーバーのIPアドレスを認識し、ブロックしている可能性があります。
2. ブラウザの位置情報が残っている：ブラウザのキャッシュやCookieに過去のアクセス情報が残っていると、VPNを接続しても海外からのアクセスだと判断されることがあります。

【対処法】

• 別のVPNサーバー（同じ国内の別都市など）に接続し直す。
• ブラウザのキャッシュとCookieを削除する。
• 別のブラウザや、ブラウザのシークレットモード（プライベートモード）で試す。

より詳しい対処法は「VPNで困ったときは？（接続できない・解約方法）」のページをご覧ください。

中国では「グレート・ファイアウォール」と呼ばれる強力なインターネット検閲システムにより、多くの標準的なVPNがブロックされています。そのため、中国で利用するには、検閲を回避する特殊な技術（ステルス機能など）を搭載したVPNサービスが必要です。12vpnやUCSSのように、中国での利用に特化したサービスを選ぶことをお勧めします。 詳しくは「【規制回避】中国から日本のサイトを見る5つの方法」でも解説しています。

日本国内でのVPNの利用は完全に合法です。多くの国でも同様に合法ですが、中国、ロシア、イランなど一部の国では政府が認可したVPN以外の利用が制限または禁止されている場合があります。渡航先や滞在先の法律を確認することをお勧めします。ただし、VPNを利用して違法行為を行うことは、どの国にいても違法となります。詳しくは「VPNは違法か？合法か？」でも解説しています。

はい、安全性が大幅に向上します。フリーWi-Fiは通信が暗号化されていないことが多く、悪意のある第三者に通信内容を盗み見されたり、個人情報を抜き取られたりする危険があります。VPNを利用すると、通信全体が強力に暗号化されるため、たとえ同じWi-Fiに接続している人がいても、あなたの通信内容を解読することはほぼ不可能になります。 詳しくは「公共のフリーWi-Fiを安全に使う方法」で解説しています。