大まかな手順は、以下のとおりです。
ディレクトリ等は、セットアップされる環境に合わせて読み替えてください。
管理アカウントからお客様のサーバ証明書と中間CA証明書をダウンロードします。
管理アカウントからお客様のサーバ証明書をダウンロードし、名前をつけて保存します。
仮にファイル名は YOURSERVER.crt とします。
SSLサーバ証明書を使用するには、中間CA証明書が必要になります。
管理アカウントから中間CA証明書をダウンロードします。
※ダウンロード方法は、こちらをご参照ください。
インストールすべき中間CA証明書は以下の通りです。
購入証明書 種別 | 中間CA証明書 |
---|---|
Enterprise SSL(SHA-256) |
CrossTrustOVCA5.crt (2018年11月01日〜) CrossTrustOVCA4.crt (2018年04月25日〜2018年10月31日) CrossTrustOVCA3.crt (〜2018年04月24日) |
Crypto SSL (SHA-256) |
CrossTrustDVCA5.crt (2018年11月01日〜) CrossTrustDVCA4.crt (2018年04月25日〜2018年10月31日) CrossTrustDVCA3.crt (〜2018年04月24日) |
Enterprise SSL(SHA-1) | CrossTrustOVCA1.crt |
Crypto SSL (SHA-1) | CrossTrustDVCA1.crt |
Enterprise SSL | UTNAddTrustServerCA.crt |
ダウンロードした中間CA証明書のファイル名を仮に YOURSERVER.ca-bundle へと変更します。
◆◆Enterprise SSL for mobileご利用のお客様 ご注意ください◆◆
※有効期間の開始日が2010年7月11日以前と以降で中間CA証明書が切り替わっております。有効期間の開始日により必要な中間CA証明書が異なりますのでご注意ください。
環境設定ファイルを書き換え、必要なファイルをコピーし、動作確認を行います。
注:ファイルの内容を書き換える前に、バックアップを取っておくことをお勧めします。
2 でダウンロードしたお客様のサーバ証明書(YOURSERVER.crt)と中間CA証明書(YOURSERVER.ca-bundle)を連結したものを設定ファイルのあるディレクトリに置きます。
# cat YOURSERVER.crt YOURSERVER.ca-bundle > /usr/local/nginx/conf/YOURSERVER.pem
nginx.confの設定を書き換えます。以下に例を示しますが、実際の環境に読み替えてください。
# vi /usr/local/nginx/conf/nginx.conf
上記で開いたファイルの http ディレクティブの中の server ブロック内に以下の内容を追加します、お客様のサーバ証明書と中間CA証明書を合わせたファイル(YOURSERVER.pem)、秘密鍵(YOURSERVER.key)にあわせてください。
server { listen 443 ssl; ssl_protocols TLSv1.2 TLSv1.1 TLSv1; ssl_ciphers ALL:!aNULL:!SSLv2:!EXP:!MD5:!RC4:!LOW:+HIGH:+MEDIUM; ssl_certificate YOURSERVER.pem; ssl_certificate_key YOURSERVER.key; ssl_session_timeout 10m; }
以下のコマンドで、Nginx を再起動させます。
/usr/local/nginx/sbin/nginx -s stop
/usr/local/nginx/sbin/nginx
※お客様の環境によってはコマンドが異なる場合があります。
以上で、サーバ証明書のインストールは完了です。
Webブラウザから、証明書を設定したURLへアクセスし、SSLが正しく動作していることを確認します。
万一のサーバトラブルによる再設定や、ハード更新時の再インストールに備えて、サーバ証明書と秘密鍵をバックアップしておきます。
バックアップするファイルは、お客様のサーバ証明書(YOURSERVER.crt)と、秘密鍵(YOURSERVER.key)です。
バックアップファイルは、書き換え不可能なメディアに書き込み、厳重に管理してください。
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