10月5日(水)、北海道経済センターにて「第一回Hadoop & Asakusaセミナー」を開催します。

　Hadoop(*)は、普及品のPCサーバーを多数つなげて、莫大な情報を処理できるようにしたオープンソース・ソフトウェアです。Yahoo!やFacebookなどのWebサービスの開発者が多数Hadoopの開発に参加していて、これらの企業によって実際に活用されています。特にHadoopは、Webサイト上での行動履歴やログ解析等、いわゆる「BI(ビジネスインテリジェンス)」といわれる領域で用いられることが多くなっています。

　しかし、実はHadoopが得意とする領域は、BI以外にもあります。基幹業務システムのバッチ処理です。基幹バッチ処理にHadoopを適用する主なメリットは、大規模データを処理できることではなく、分散並列処理によってバッチ処理に必要な時間を大幅に短くすることにあります。

　とはいえ、基盤アプリの処理にHadoopを組み込む場合、いくつかの問題がありました。それらの問題を解決するのが「Asakusa Framework」です。Asakusaフレームワークは、Hadoopと同様にオープンソースで公開されており、誰でも入手して利用できます。本セミナーでは、Asakusaプロジェクトの第一人者であるノーチラス・テクノロジーズ副社長の神林様より、HadoopとAsakusaについてお話しして頂きます。

　ご多忙中とは存じますが、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

　(*) Hadoopは、ハドゥープと読みます。